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Twitterの「パクツイ」について

<2014.05.31>パクツイについてWEB検索しても解り易い記事がなかったので、思いつくところを記事にまとめました。

(参照: 「パクツイ」とはどういう意味?やってはいけないこと?


パクツイとは何か

・パクリ(盗用)+ツイート(つぶやき)という意味の略称

パクリツイートとは他人の投稿を自分のもののように偽る行為で、一見して面白いツイートを投稿しているアカウントだと思ってフォローしたら、盗用ばかりで自分の投稿など無かったという可能性もあります。そういった人は「パクリツイッタラー(盗用をするツイート投稿者)」と呼ばれます。

一部、若い人の間で「○○○団」というようなコミュニティ内でパクリが推奨されていますが、若年層特有のギャング的な行為であるため、そういったコミュニティを離れ社会的に見ると、やはり「盗用」という行為は悪しき習慣とされています。

パクリツイッタラーは、なぜ「パクツイ」をするのか? Twitterには「リツイート(*Twitter内における拡散機能)」や「お気に入り(*favoriteとも呼ばれる)」を投稿者に通知する機能があり、それによりたくさんのリツイートやお気に入りをされると、「みんなに認められている、褒められている」といった感覚を抱き、「承認欲求(*人に認められたい、良く評価されたいという欲求)」を満たし快感を得ることができるようになります。この快感に取り憑かれた人がパクツイを繰り返すことになるようです。

(参照: セブ山「なぜ彼らはパクるのか? パクツイ常習犯が語るTwitterの闇」
(参照: パクツイ「罪悪感、徐々にマヒ」 常習者に聞く
(参照: 蔓延する「パクツイ」「コピペ」背景は?


たくさんのリツイートやお気に入りがされているツイート例。(この投稿はオリジナル)
以下はパクツイ。(投稿日時がオリジナルよりも後になっています)

・引用と転載(パクツイ)は違う

よくパクツイを指摘されると「これは引用だ」と言う人がいます。しかし丸々コピペ(*コピー&ペースト、複製の意味)したパクツイは、「引用(*著作権法で定められた合法的な利用方法)」とは違います。この場合は単なる「転載」であって、法的な抗弁自由(*ある行為を弁護する法的根拠)になり得ません。要するに合法的な引用と違い、単なる転載は違法行為となる恐れがあるということです。

適正な引用は主に以下の要件が守られている必要があります。
これが守られていないものは利用者が「引用だ」と主張しても、単なる転載としかみなされません。

ア 既に公表されている著作物であること
イ 「公正な慣行」に合致すること
ウ 報道,批評,研究などの引用の目的上「正当な範囲内」であること
エ 引用部分とそれ以外の部分の「主従関係」が明確であること
オ カギ括弧などにより「引用部分」が明確になっていること
カ 引用を行う「必然性」があること
キ 「出所の明示」が必要(コピー以外はその慣行があるとき)
≪文化庁 (2010, §8. 著作物等の「例外的な無断利用」ができる場合 ⑧ ア、「引用」(第32条第1項))≫


(参照: 引用 - Wikioedia
(参照: コピペ・代行で済まそうとしている学生さんへ:引用・転載・剽窃とは・その違いとは:著作権法と私文書偽造

「引用ツイート」と呼ばれるツイート例。前後のやり取りが判りやすい反面、引用された内容(RT以下の部分)を、引用された投稿者が完全にコントロールできない(改変されたりする)ため、避けられる傾向にあります。


・「リツイート機能」とは違う

リツイートのような機能は「シェア(share/共有)機能」と呼ばれ、現在では多くのWEBサービスで利用することができるようになっています(Facebookの「いいね!」など)。数年前まではこういった共有機能はWEB上では一般的なものではありませんでした。それゆえに昔こそは「コピペこそ文化だ」というような文句が通っていました。しかし今であれば「転載などしなくても、共有すればよい」という概念が生まれてきているため、コピペのような転載文化は批判的に扱われています。

Twitterの公式機能にあるリツイート(RTとも表記する)は、元のツイートが削除されれば、リツイートした内容も削除されるため、元の投稿者がツイートをコントロールしやすく、投稿者に有利な手段といえます。対してパクツイは元の投稿者がツイートを消したいと思っても削除したりコントロールすることが難しくなるため、投稿者にとって不利になります。

また見る側からもリツイートは元の投稿者を特定・追跡しやすく、悪意のあるツイートであればすぐに対応できるし、良いツイートであれば正規の投稿者アカウントをフォローすることに役立ちます。パクツイは元の投稿者アカウントの特定や追跡が難しくなるため、悪意のあるツイート元や優良な投稿者アカウントに辿り着きにくくなります。

リツイートは公式の機能なので違反性はありませんが、リツイートされた投稿がすでにパクツイ(あるいは何処からかの転載)である可能性もあるため、タイムライン上で面白い投稿を見ても拡散前には充分な注意が必要です。

(参照: 弁護士ドットコム「デマをリツイートしても責任が生じる」
(参照: 親切から発した情報が裏目に出ることも デマ発生のメカニズム



・APIによる表示はOK

先ほどからこのブログに表示されているようなツイートの表示方法はTwitter.com公式の機能によって表示されています。これはリツイートと同じように投稿者がツイートを削除した場合は、ツイートが表示されなくなったりします。

またツイッターAPIを用いた公式機能(リツイートもこれに含まれる)の利用はTwitterの利用規約で許諾されているために、違反や違法となることはありません。よくツイートのキャプチャ(撮影画像)を貼る人がいますが、他人のツイートを表示する場合はリツイートやAPIを用いた表示方法かURLリンクを使うようにしましょう。

このAPI表示などへの利用規約を独自に解釈して、「ツイートに保護される権利はない」といった情報を見ることがありますが、そういったことはありませんので騙されないようにしてください。さらには、あえて「ツイートに保護される権利はない」というデマをバラ撒くことでフォロワーを騙しているアカウントも少なくないので注意が必要です。(※ツイートの著作権に関しては後述)

また「Tween」など、Twitterは多くのクライアント(アプリなどのこと)によって表示させることもできます。ここで勘違いされがちなのが、「クライントはAPIを使って表示している=だからクライントを通せばパクツイしてもいい」という誤解です。Twitter公式が外部表示させるクライントで許諾しているのは、あくまでも「表示させること」そのものや、公式と同じような「リツイート」「お気に入り」を許諾するもので、「パクツイ」を許可するものではありません。

(参照: 「ライブ」を実現したtorneのTwitter連携の秘密 ~PSN連携や表示に工夫。SCE開発者インタビュー~
(参照: 会田誠氏のモニュメントフォーナッシングIVにおけるツイートの無断使用について

Twitter APIを用いたプロフィールの外部表示例。



・パクツイをするアプリがある

Twitterを調査するとあまりのパクツイの多さに驚きます。「わざわざコピペしてパクツイするぐらいなら、リツイートした方が楽じゃないのか?」と疑問に思う人も出てきます。しかしそうすると「面白いのはリツイートされた人であって、リツイートした人が面白いわけではない」ということで、フォロワーからの支持が得られなくなります。すると充分な評価が得られないために承認欲求を満たすことができず、もっと直接的にフォロワーから支持されたいがためにパクツイをする傾向にあるようです。

実はパクツイが容易に行われる背景には、クライントやアプリに「パクツイ」のための機能が備わっているという事実もあります。こういったアプリケーションは「Android」向けのGoogleストアに多いようで、「iOS」などAppleストアには少ないようです。Appleストアは違法性のある海賊版アプリなどに厳しいのでそういった背景があるのかもしれません。

(参照: [Android] パクツイ機能付きクライアントまとめ
(参照: ふぁぼってパクツイ的な、廃人向け機能も 「TheWorld for iOS」



ツイートは保護されないのか

・ツイートにも著作権はある

文章や画像などは著作権法という法律で保護される場合があります。保護の対象となるものの特徴をおおまかに述べると以下のようなものになります。著作権は無方式主義という方法で創作と同時に自然的に権利が発生します(申請などは必要ない)。

「著作物 思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう」

ツイートという140文字に限定された短い文章が法的な保護を受けられるか否かは、その内容によると言えます。「おはよう」や「こんばんは」といった極短い日常的な単語であれば「創作的」ではないために保護の対照にはならないだろうと判断できます。しかし、俳句のように17文字(五・七・五)という、140文字より遥かに短い文章であっても創作性は認められています。このために140文字という制限のあるツイートだから権利がないとは断定できません。

(参照: 著作権法
(参照: 著作権の発生条件 - Wikipedia
(参照: 他人のつぶやきを盗んでツイートする「パクツイ」 弁護士が「著作権法違反」と警告

著作権侵害は「親告罪」という方式で、権利者以外の人間(警察や司法)が罪に問えない形式となっている。(しかし犯罪成立要件はほぼ満たしている)。しかし「著作権者詐称」などはこの限りではないため、パクツイで著作権者を偽る行為はより危険性が高いといえます。


・Twitterに投稿しても権利は消えない

前述のAPIの項目などでも説明しましたが、Twitterに投稿したからといって内容の権利が消失したりすることはありません。それはTwitterの利用規約にも示されています。まれにこれを独自に解釈して「Twitterへの投稿内容は権利放棄されている」といった主張が見られますが、そういった事実はありません。そういった主張は以下の事実によって否定されます。


・Twitter.comは著作権侵害フォームを機能させている

Twitter公式は利用ユーザーに向けて著作権の侵害フォーム(自身の投稿や、その他の権利物が侵害されたときの報告フォーム)を機能させています。ここに申し立てをして、それが認められれば対象の削除といった実例が認められています。

このような事実から、Twitterに投稿すると権利が失われるといった主張が虚偽であることが判ります。何故なら、Twitterに投稿することで権利が失われるのであれば、Twitter公式から権利の保護を名目にした対応がなされる必要はないからです。(権利が消失するのなら、保護すべき権利は存在しない)。

(参照: パクツイの削除依頼(Twitterへの著作権侵害報告)と、その後の対応



パクツイされるとどうなるのか

・間違いなどを修正できなくなる

有名人のスキャンダルなどのデマをツイートしたものがパクツイなどで広まると収集がつかなくなる場合があります。現在でもネット上ではデマや改変だと判った情報でも、情報源が不確かなまま一人歩きしているものが多数あります。(俗に言う「都市伝説」と化した情報がある)。こういった場合に後から情報を辿って苦情が来ることもありますが、そのような状況になってからでは個人では到底、対応しきれなくなります。

(参照: Twitterで拡散したデマのまとめ
(参照: FacebookやTwitterで回ってきたガセ・デマ画像まとめ

ツイッター上のデマを報告してくれるアカウント。




・スパムなどに悪用される

面白いツイートなどは人を集め、注目を集める効果があるため、広告企業に集客などの目的で無断で利用される場合があります。これはもうほぼ常態化しているために「やめてほしい」と訴えることさえ無駄なレベルになっています。前述のデマを含めて、この辺りは以前に書いた関連記事を参照のこと→「ツイッターを使う上で気を付けたいデマ・コラージュ・スパム・パクリ・自動認証・詐欺・なりすまし

(参照: Twitter“診断系”スパムDMに注意 「ジブリキャラ診断」「この画像何だか分かる?」拡散
(参照: コピペツイートで人気獲得(?)の「ワロスwwwBOT」 企業による広告利用が判明し炎上
(参照: 僕がツイッターのbot系をRTしないワケ...面白系引用・盗用botと「ビジネスモデル」


・ツイートを盗用されて無断で書籍化される

さらに最近ではツイートを勝手に書籍化されるといった事例も増えてきています。これについても以前に書いた関連記事を参照に→「著作権ロンダリングは可能か?
基本的に前述してきたようにTwitterに投稿したからといって、権利を放棄したり、勝手に(第三者に)書籍化されることが許可されるといった事実はありません。Twitter利用規約違反になるし、著作権法で保護の対象となるのなら、著作権の侵害にも問うことができます。


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(2014/03/10)
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(参照: ツイートの無断転載本は有りか無しか?『アホ男子かるた』大炎上のその後
(参照: 著者の知らないうちに「電子書籍化」されていた 「出版社」に問題ないの?



パクツイを防ぐには

・パクツイの根源となる「JA favstar」をブロックする

「お気に入り」が一定数以上になると、「favstar」というアカウントから、「○○お気に入りおめでとうございます!」といった通知が届けられます。これ自体は嬉しい限りなのですが、この「favstar」系のアカウントにはこういった「お気に入り」の多いツイートを自動でリツイートする機能が備わっています。そのために「favstar」系のアカウントをフォローしておけば面白いツイートなどを発見しやすいのですが、前述してきたようなパクツイ目当てのアカウントは、ここからツイートをパクっていきます。つまり「favstar」はパクツイの温床となっているのです。そのため、「favstar」経由でパクツイされたくない場合は、特に日本語向けの「JA favstar」というアカウントを先制ブロックしてしまうことを推奨します。

(参照: 「JA favstar」アカウントのTwitter検索結果


・タグ(#)を使った投稿を控える

同様に、パクツイされやすいものとして「タグ(#)」を使った投稿があります。関連記事の方にも書いてありますが、こういったもので特に「豆知識」系のものはパクツイされやすいです。他にも画像のコラージュで「ペンギン」「薬物依存」「神が作るとき」といったネタは、すぐにパクツイされてスパムbotなどに利用されます。絵を描く人は自分のイラストなどにはTwitter IDなどのサインを入れておきましょう。(ちなみに画像改変のコラージュなどにサインをすると著作権侵害の観点から危ないので、その場合はサインなどは入れないほうを推奨)


新番組のアニメ紹介アカウントや名言botもスパム系

最近では「ワロスbot」のようなわかりやすいアカウントばかりではなく、一見すると公式アカウントのような「なりすまし」に近いアカウントを見ることも多くなってきています。新しいアニメ番組などが始まると、そのアニメの画像を無断転載してたまに間にスパムなどを入れてくる形式です。他にも「綺麗なデザイン」「会社で役立つxxx」「女子力を高めるxxx」のように、一見すると情報系のメディアを装ったものが増えています。こういったものはワロスbotほど嫌悪感を抱きにくいので気付かずにフォローしたり、リツイートしてしまう人が少なくありません。

もちろん明言や格言などは公的なアカウントもあります。そういったアカウントとスパムの見分け方のコツは、まずアカウントのタイムラインを見て、別のスパムbotをリツートしていないかをチェックします。「爆笑xxxツイート」「役立ちアプリ情報こちら」といったツイートがタイムラインにあったら、スパム系の可能性が高いアカウントです。また、自己紹介欄に運営元のアカウントが紹介されていなかったり、身分が明かされていないアカウントはスパムである可能性が高くなります。


・パクツイするユーザーをブロックしておく

パクツイをするのもされるのも嫌ならば、そういったことをするユーザーを普段から遠ざけておくことが重要です。パクツイという行為(現象)自体はもう無くなるものではありませんから、それを利用するユーザーと繋がらないことで、パクツイなどのコンテンツ被害から自身を遠ざけることができます。

(参照: 『コピペは窃盗と同じだからやっちゃダメ』+『むしろ小保方さんが量産されるのはこれから。備えよ』


・「パクリツイッタラー殺すべし」の利用

最近、登場したこのWEBサービスは非常に優秀です。以前からパクツイを報告する「パクツイの森」といったWEBサービスもありましたが、それは「誰に何件パクツイされた」ということを報告するだけなので、いまひとつ利便性に欠けていました。しかし、この「パクリツイッタラー殺すべし」というWEBサービスは、パクツイをするユーザーを自動的にブロックしてくれたり、間違ってお気に入りしてしまったパクツイを元の投稿に差し替えたりしてくれます。

定期的に利用することでパクツイをするアカウントを遠ざけられるようになるでしょう。(参照: パクリツイッタラー殺すべし


パクツイされたらどうしたらいいのか

・ブロックから侵害報告しておく
現在はブロックやスパム報告をするフォームに「権利の侵害」の項目があるので、自身が権利者であるならば、そこから侵害被害を報告しておきましょう。


・Twitter.comの侵害フォームへ報告する

前述したほかにもTwitterへの侵害フォームは数多くあります。現在は日本語にも対応しているので、対応した窓口から侵害を報告しましょう。これはツイートをパクツイされた以外に、自分の書籍の内容が写真などで大々的にTwitterへ転載されているといったことや、イラストが無断転載されているといった場合にも利用できます。
(参照: 著作権侵害について報告する - Twitter


・「晒し」などはしないようにする

Twitter上ではまれに、パクツイをされた報復行為として、パクったユーザーのアカウントを晒しあげて大勢で攻撃的な行為を行う場合があります。パクツイをした相手側にも非は認められますが、行き過ぎた「晒し行為」はかえって周囲から反感を買ってしまう場合もあるので、スパム報告や侵害フォームへの通報を心掛けるようにしましょう。




関連付録

盗用やパクリの心理については以下を参照のこと。
フリーライダー「盗用・剽窃・パクリ」考察


【2014/09/23 追記】

私の以下のツイートが9000RTされたが、大量にパクツイされた気配がない。個人によって少々パクツイされただけとなっている。これは上述してきた対策が有効なものであったことを示していると推測される。
20140911.png
特に「お気に入りの多いツイートを紹介するアカウント」を事前にブロックしておくことは効果が大きいのではないかと考えている。他にもいわゆるパクツイをするユーザーは「パクリツイッタラー殺すべし」によって先制ブロックしておくことで、被害を抑えることができるものと考えられる。
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