スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

buhitterは無断転載? 有料二次創作? 違法サイトなの?

結論から述べるとbuhitter.comに違法性はなく、無断転載でもありません。

以下はそれについての解説です。



buhitterの本質はシェア機能の活用


Twitterの利用者で相手が鍵アカウントでない限りは『リツイート(以下RT)』をする機会があると思います。いわゆる『シェア(共有)』と呼ばれる機能で、元となるツイートを自分のタイムライン(投稿欄・以下TL)へ送ることができます。

RTが違法ではないし、無断転載でもないと認識できているのなら、それで終わりです。

Twitterで自分のTLに他人の投稿(文章・画像・動画など)を載せているのは、おかしいのではないか? そんな疑問をもつならば今回のbuhitterの騒動も理解できます。しかし、疑問もなく日常的に他人の投稿をRTして自分のTLに載せているならば

貴方もbuhitterと同じことを日々やっているのです。

挑発的な書き方になりましたが、それが事実です。
「buhitterはTwitter内部ではなく、外部サービスではないか」というのは疑問として残るかもしれません。またRTと違って外部サイトに表示されることに心理的な抵抗があるかもしれません。しかし原理は同じです。

RTが適法(合法・違法性がない意味)である以上、Twitterの機能と利用規約に則ったbuhitterは正規のサービスであるとしか言えません。Twitterの利用規約やAPI機能については以下の記事が詳しいので省きます。

buhitterとかいうサービスに無断転載とか批判するのは完全にお門違い



元の投稿を消せばシェアされた情報も消える


いわゆる『無断転載』と『シェア機能』の大きな違いはここです。
シェア機能は、 A→A→A→A… という形成であり、元のAを消せばすべてのAが消えます。
無断転載は、 A B C D… とすべてがバラバラであるため元のAを消してもBCD…は残り、コントロールも効きません。

シェア機能によって拡散された情報は、その発信者が最低限のコントロールをすることができます。それが削除や非公開です。RTされたツイートを削除したり、鍵アカウントにすることで情報の拡散を断つことができます。シェアされた情報は『元の情報』に紐つけされているので削除や非公開といったコントロールが可能です。自分が「これ以上は拡散されたくないな」と思ったら、削除や非公開にすることで対応することができます。

一方で無断転載と呼ばれる行為は情報のコントロールが不可能です。ツイートを削除したり非公開にしても、元の情報と紐つけされていないため、本当に自分と関係のないところで情報が回り続けます。文章のコピペ、ツイートのスクショなどがそれに当たります。(なので自分も個人的にツイートのスクショをRTする行為は抵抗がある)

イラストの無断転載と呼ばれる行為も同様に、一度ローカル(自分の端末)に保存したものを元情報とは別に(違法に)アップロードすることが問題となります。これも自分のツイートや投稿を消したり非公開にしても消えません。自分のコンテンツが自分のコントロール下にないわけです。そこが問題です。

buhitterはシェア機能の活用によってイラスト(ツイート)を掲載しています。ですから掲載されることが嫌なら過去の自分の投稿を消したり、アカウントを非公開にすることでも対応できます。しかし「自分が楽しんでいる権利を侵されるのは嫌だ」という方もいるでしょう。buhitterは削除フォームやサービスのブロックを対応しているので、それらを利用することも可能です。これは後述する違法なまとめサイトと比較するとかなり良心的な対応と言えます。



本来ならば削除に応じるのは違法性があるから


一般的に『まとめサイト』と呼ばれるものの大半は『無断転載』です。最近はbuhitterのようにTwitterのAPI機能を用いて紹介されている記事もありますが、多くのものはコピペやスクショといった違法アップロードです。

違法なまとめサイトは「これは引用だ」「Twitter利用規約で他人がコンテンツを利用することに許諾している」などと主張しますが、それらはすべてデマです。法廷では通用しません。
イラスト無断転載、まとめサイトに30万円の賠償命じる判決 「VIPPER速報」「ガールズVIPまとめ」など
その根拠は先述した通り、『シェア機能の活用』か『無断転載(違法アップロード)』か、という点で大きく異なります。

さて、削除要請に応じるのは違法性があるからだと書きましたが、例えば貴方は自分が住んでいる場所を追い出されそうになったらどうしますか? 法治国家で法律に則って自分がそこに住む権利を得ている状態なのに「ここに住むな」と言われたら本当に出て行く必要がありますか? それで出て行くことになったら不当ですね。

buhitterは今その状況にあると言っていいでしょう。正規の方法に則ってサービスを運営しているのに「削除しろ」「サイトを消せ」などと言われてしまっているわけです。本来ならbuhitter側がこういった声に対応する必要はありません。こう書くと横暴に感じるかもしれませんが、それが事実です。

違法なまとめサイトが削除要請に応じるのは、掲載が「法的に不利である」と知っているからです。コンテンツの権利者から申請があって、それに応じないのであれば刑事事件として取り扱われても文句は言えません。そうなれば実刑や罰金が課せられます。それを避けるために削除要請に応じるわけです。
上述したURLの例でも10件ほどのサイトは事前の申請を受けて和解・示談しています。これは「法廷に出ても自分たちに勝ち目はない」と理解しているからです。実際に裁判を受けている違法なまとめサイトの運営者は物好きか本物の馬鹿かどちらかかなと思います。

さておき、例に挙げた通り貴方が合法的に住む場所を得ているのならば、貴方はそこから出て行く必要はないわけです。buhitterも公正な利用方法でツイートを取得し、掲載しているのであれば「削除」や「ブロック」などの対応をする強制力は生じないわけです。
それでもbuhitterの運営者は削除要請フォーム(メール無しでも送れるフォーム)を作ったり、事前にサイトをブロックする機能の要請に応じるなど、かなり良心的ではないかと思います。

違法で悪質なまとめサイトの多くは削除要請にすら応じないことが多々あります。それでも無断転載(違法アップロード)されたコンテンツ権利者の多くは裁判を起こすこともできず、通報しても警察が動くこともなく泣き寝入りするしかないことが多いのが実態であり悲劇でもあります。



無断転載とは違法アップロードのことである


ここからは少し詳しい解説を入れていきたいと思います。

著作権法の観点から言えば『無断転載』とは『違法アップロード』に当たります。さらに詳しく言えば『公衆送信権の侵害』『複製権の侵害』『著作者人格権の侵害』に該当します。

公衆送信権の侵害とは、要はインターネットなどを使った電子的な手段を用いることです。他人のコンテンツをインターネットなどを介して違法に送信すると権利侵害とされます。

複製権の侵害とは、他人のコンテンツを違法に複製することです。違法アップロードは公衆送信権の侵害と複製権の侵害が必ずセットになります。インターネットなどにアップロードする時点でコンテンツが複製されるからです。
しかし注意点として『私的使用』という概念があります。例えばお気に入りのイラストをローカル(自分の端末)に保存して壁紙として使用した、といった場合です。こういった例で違法性は生じません。ただし、これをインターネット上でやった場合(SNSのアイコンやバナーとして使用した場合)は違法性が生じることがあります。インターネット空間は世界中から閲覧できるので『私的(狭い範囲)』とは認められないためです。

著作者人格権の侵害とは、著作権者がコンテンツをコントロールする権利が侵されることです。自分の意図しないところで、意図しない方法でコンテンツが広まっているとしたらそれが違法となります。buhitter(およびTwitter)の場合はTwitterの利用規約によって事前に著作権者(利用者自身)がRTなどAPIを用いた機能の使用を認めているため違法性は生じません。

[2018.08.06 追記]
「RTによる画像トリミングで著作人格権侵害」 知財高裁判決の意味と影響 弁護士が解説
”ただ本件では、ユーザーAが他人の写真を無断でツイートし、その後、別のユーザーBらがRTしたという「違法コンテンツのRT」が問題とされた。著作権者自らがTwitterにアップロードしたような「適法コンテンツ」のRTとは区別され得る。”

サイト側の機械的な処理を「著作者人格権の侵害」と認めた判決(2018.04.25)。

著作権法において「著作権」と「著作者人格権」は2つに大別される。著作者人格権の行使によって重い処分が下ることはまず無いが、公表したものを取り下げたり、表記を修正するなど権利者の意向に沿った対応をする必要がある。

引用文を見て解るように非常に例外的だが判例としてはbuhiterのようなサイトでも有効な手段ではある。だが裁判を起こしてまでbuhitterから作品を取り除くようなことをしなくとも、運営者に削除要請を出せば済む話で、上記の記事はそういった対応が無いために起こされたものであるという理解が必要だろう。
[2018.0806 追記ここまで]



違法なまとめサイトが主張する『引用』とは法律用語の『引用』ではない


日常的に『引用』という言葉を見ることがありますが、著作権法にも『引用』という概念があります。

そもそもの前提として著作権法における『引用』は、「著作権者の許諾なく勝手に行ってよい」「著作権者はこれを拒否できない」とされています。これはコンテンツの利用をスムーズにするためです。ただし、そのためには厳しい条件がいくつもあります。これは当然というべきです。しかし公正に扱うのであればさほど難しい条件でもありません。
引用の要件 - Wikipedia

これは論文や批評など学術的な目的で、他の書物など(その内容)を引用することが学問の発展のために必要とされているからです。画像や映像や音楽も公正な方法に則れば引用できると法的に認められています。

しかし違法なまとめサイトはこういった『条件付きの引用』を自分たちの都合の良いように解釈して、「これは引用だから良いんだ」「著作権者は掲載を拒否できない」などと主張しますが、それらは公正な引用ではなく、ただの違法行為であることがほとんどです。

引用の要件は時代とともに法とともに変化している面もあります。すぐに大きく変わるということはありませんが、留意する必要はあります。これとは別に『報道の自由』『公的機関(学校教育など)』の面から著作権法が制限されることもあります。しかしこれらも条件が整わなければ違法行為となるため言い訳には使えません。



二次創作は有料だと違法か?


二次創作そのものが違法かどうかは議論の余地がありますが、著作権法において「有料か無料か」で法的な判断が分かれることはありません。金銭的な面は裁判時の被害額などについてになります。つまりbuhitterが広告収入を得て、それに間接的に関わったことで違法性が生じる……といった事実はありません。

仮 に 二次創作が違法なら、二次創作した時点で違法です。有料か無料かは関係ありません。もし裁判になって被害額にbuhitterのことがあったとしても、「それはbuhitterがやったことで自分は関与していない」と主張すれば済むはずです。なにせ自分はbuhitterから金銭を受け取ったわけではないのですから。

コミックマーケットなど同人誌即売会で『販売ではなく、頒布である』という概念があるのは、あくまで建前にすぎません。実際のところ法的には何の根拠にもならないのです。ですから「無料(頒布)だから違法性はない」という事実もありません。
同人マーク - Wikipedia

BOOTHなどで二次創作グッズを販売したり、DMMやDLsiteで同人誌のダウンロード販売をしているほうが危ういとは思いますが、それが許されている現状なので上手くやっているのではと思います。企業側もユーザー側も。(企業がコミケに店舗を出す時代なんだもんなぁ……)

またbuhitterがAPI機能を用いたサイト運営によって広告収入を得ることも合法と考えられます。GoogleやYahoo!なども検索エンジンで他人のコンテンツを表示しますが、それによって広告収入を得ており、違法との判断もされていません。
Googleは違法会社で、ヤフーは合法会社か?



現状で必要なことは書ききったように思うのでここで終わります。
後日また必要とあればbuhitterの経過などを追記するかもしれません。


リンク
カレンダー
08 | 2018/09 | 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
プロフィール

idsuru

Author:idsuru
http://www.idsuru.com/

最新記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。